東京で入手できる流通・小売についての情報を中心とした個人的メモ。ファッションビジネス、フードビジネスが主たる興味の対象です。
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プロント、「エスプレッサメンテ・イリー」の出店加速
(日経MJ2007/9/26の記事より)
プロントコーポレーションは、東京駅周辺で展開していた「エスプレッサメンテ・イリー」の出店を加速し、3年後には大都市を中心に100店体制を目指すとのこと。

イタリアのコーヒー豆焙煎・卸大手、イリー社がプロントと提携して2006年から展開していた「エスプレッサメンテ・イリー」は日中はコーヒー、夜は酒も飲めるイタリアンバール。赤を基調にしたおしゃれな内装です。
10月、有楽町イトシアに出店するにあたってはスイーツを強化し、さらに年内に3店舗オープンするようです。

イタリア系コーヒーチェーンとしてはセガフレードがありますが、このところぱっとしませんので、イリーにはがんばってほしいですね。
ボザールの改革
(日経MJ2007/9/24の記事より)
ブルーグラスの生活雑貨店「ボザール」が顧客年齢層を引き上げる改革に取り組んでいるそうです。

ボザールはイオングループの量販婦人服専門店ブルーグラスの手がける生活雑貨店ですが、モノトーン基調のシンプルな商品中心で、個人的には「なんちゃって無印」といったイメージです。

創業から20年がたち、売上高もピーク時から大きく落ち込んでいるなか、成長した顧客にあわせターゲットを10代後半から30歳前後にするため、店名も「ボザールプリュス」にしてMDや売り場構成を大きく見直すそうです。

後楽園、イオン成田などすでに13店が「ボザールプリュス」に転換しており、効果がでているようです。

ところで、ボザールもブルーグラスもイオン系なのにイオンモールではあまり見ることがないような気がします。これらのブランドは駅ビルや都心部に軸足をおいているといことなのかもしれませんが、郊外のSCにあったっておかしくないと思いますけど…。

<追記>
10月13日に後楽園のメトロエムに行ってきました。
記事の通り、アパレルが前面に出ていて、それだけでひとつのショップのようになっていました。
雑貨も含めて垢抜けた感じです。

セブンイレブン、大学構内への出店拡大
(日経MJ2007/9/21の記事より)
セブンーイレブン・ジャパンは大学構内への出店を進め、今後2年間で約0店舗を出すとのこと。

これまである大学内の4店舗に加え、この秋、学習院大学、上智大学内に出店しますが、文房具などで大学名を入れた商品を出すなどの工夫があるようです。
両大学はキャンパス人口が1万数千人ということで、1日の営業時間を15時間程度にしても、十分な日商が稼げるようです。

コンビニ各社、病院、役所など閉鎖的な特殊立地の開発にしのぎを削っていますが、どこかあっと言わせるようなユニークな立地はもうないのでしょうか…。
シートゥーネットワーク、テスコジャパンに社名変更
(日経MJ2007/9/12の記事より)
「つるかめランド」などの店名のスーパーを運営するシートゥーネットワークは9月18日に社名をテスコジャパンに変更するとのこと。

2003年にイギリスのテスコが日本進出して傘下に入った同社ですが、2007年4月に「テスコエクスプレス」の店名でのミニスーパーをオープンさせるなど、テスコブランドでの展開に目処が立ったとのことで社名変更に踏み切るようです。
本社も神谷町から築地に変わり、商品部の強化を図るとのこと。

外資系にもかかわらずドメスティックな「つるかめ」というショップを展開しているのが面白いですが、今年は「テスコエクスプレス」と「つるかめ」あわせて35店舗を出店する計画だそうです。

少子高齢化でミニスーパーという業態に見込みがあるとは思いますが、日本的なちまちました商売が、はたして海の向こうの人に理解されるのでしょうか。




タリーズ、伊藤園と連携し出店強化
(日経MJ2007/9/9の記事より)
タリーズコーヒージャパンは、親会社の伊藤園と協力してこの2008年3月期に前期比3倍強の60店舗の新規出店を行う計画とのこと。

昨年11月に伊藤園傘下に入り、まずは不採算店の整理に注力していた同社ですが、いよいよ反転攻勢にでるということで、店舗開発担当者を30人弱に増員しエリア別の担当制で店舗開発を強化するようです。
また、自動販売機設置場所の開拓で全国の営業網をもつ伊藤園と物件情報を共有する戦略をとったり、社員教育でも伊藤園の人材を派遣してもらうなど、親会社との連携を強めていくことで前期比16%増の128億円の売り上げを計画しているとのこと。

どうしても出店箇所がぱっとしないタリーズですが、この戦略で一等地ではないけれどお客さんの入るユニークな場所がおさえられるといいですね。
プラザスタイル、郊外出店で事業拡大
(日経MJ2007/9/9の記事より)
プラザスタイルは郊外型SCへ、店舗面積を抑えた「ミニプラ」業態で本格出店を始めるとのこと。

2006年5月にソニーから独立し、ソニープラザからプラザスタイルに社名を変え、主力業態「プラザ」など、現在は全国で100以上の店舗を構える同社ですが、手薄だった郊外SCへの出店として、今年10月に「イオンモール川口キャラ」と「イオンモール羽生」に小型業態の「ミニプラ」を出すそうです。

持ち株会社のスタイリングライフ・ホールディングスは2009年度の株式上場を目指していて、事業拡大を図っているようです。

せっかくスペースのとれる郊外SCにでるのですから、大型店を構えてもよさそうなものですが、都心型の「プラザ」のブランドイメージを崩さないためにも「ミニプラ」で効率経営をしたほうがよいということでしょうか。
スリーエフ、チルド弁当強化
(日経MJ2007/9/7の記事より)
スリーエフはチルド弁当の新シリーズ「おとなのご馳走」を継続的に投入し品揃えを強化するとのこと。

トレンドともなっているコンビニのチルド弁当ですが、スリーエフでは2002年から販売しているということです。
チムニー、まぐろ居酒屋展開
(日経MJ2007/9/5の記事より)
海鮮居酒屋「はなの舞」などを展開するチムニーは、マグロを主力商品にした「まぐろ居酒屋 さかなや道場」を本格展開し、年内に10店舗まで拡大し、最終的には50店程度まで増やすとのこと。

親会社の米久の筆頭株主が2007年5月にキリンビールから三菱商事に変わり、三菱商事のグループ会社で国内マグロの42%を扱う東洋冷蔵からマグロの安定的な供給を受けることが可能になったそうです。
そのおかげで高品質なマグロを低価格で提供できるとのことで、シリコン樹脂で作ったマグロを飾ったりしてマグロが主力商品であることをアピールしています。

同社のサイトで検索すると現在は両国、御徒町、岩手県水沢の3店舗のようですが、「まぐろ居酒屋」というフレーズは使われていませんでした。
吉野家、M&Aでラーメン、焼肉進出
(日経MJ2007/9/3の記事より)
吉野家ディー・アンド・シーは10月に持ち株会社に移行する予定ですが、その前にM&Aで「びっくりラーメン」と「牛繁」をグループ化し業態拡大するとのこと。

低価格ラーメンチェーン「びっくりラーメン」を運営するラーメン一番本部は8月30日に民事再生法の適用を申請しており、吉野家が事業譲渡を受けます。
また、焼肉の牛繁ドリームシステムは出資比率を高めて持ち分適用会社にします。

これらの施策により業態の多様化を進め、仕入れの共通化などで相乗効果を狙うそうです。

吉野家ユーザーの心情としては、牛丼一本で勝負してほしいという情緒的な願いがあるかもしれませんが、さまざまなリスクに備えなければいけませんから、拡大路線は当然ですね。
カンバンは異なるのですし、今までも京樽、はなまる等がありましたし。

ところで、カレーライスのポット&ポットはなくなったのでしょうか?
エキナカ相次ぎオープン、エチカ池袋も来年
(日経MJ2007/8/31の記事より)
10月に立川駅の「エキュート立川」、東京駅の「グランスタ」といういわゆるエキナカ商業施設がオープンするということで、1面が特集記事となっています。

その記事で私ははじめて知ったのですが、池袋にも東京メトロが「エチカ池袋」を2008年12月にオープンさせる計画とのこと。表参道と面積的には同規模のようです。

調べてみると、場所は西口の新線池袋駅(副都心線池袋駅ということですね)のコンコースのようです。確かに無駄に広い感じのスペースですので有効利用になりますね。
副都心線は来年6月の開業予定ですから半年遅れることになります。
また、西口地上に別途商業ビルを建てるようで、一部出入り口がすでに封鎖されています。

西武やパルコなどのある東口に比べるとどうしても地味な感じのある西口ですが、立教大学もありますし、副都心線が開通すれば渋谷・新宿との買いまわりもしやすいということになりますので、どういうテナントを揃えてくるのか楽しみです。


am/pm、「エーピー・エンタ」出店加速と「フードスタイル」撤退
(日経MJ2007/8/29の記事より)
am/pmはDVDレンタルや書籍販売との複合店「エーピー・エンタ」の出店を来期から加速するとのこと。2008年6月までに約50店に増やし同業他社との差別化につなげるようです。

エーピー・エンタは、現在首都圏に6店舗あり、私は中目黒のお店を一度見に行ったことがあるだけなのですが、コンパクトに売れ筋がそろっていて短時間でのレンタルが可能、ファーストフードもそろっていて、もちろんコンビニとしても機能も揃えているということで、なかなか面白いスタイルだと思っていました。

記事にはもうひとつ大きなニュースがあり(こちらのほうがビッグニュースだと思うのですが…)、生鮮コンビニの「フードスタイル」を首都圏では8月末までに全店閉鎖するとのことです(広島だけ継続)。

また、am/pmは虎ノ門に出していた女性向けコンビニの「ハピリィ」も閉店しています。
ココストアもやはり女性向けコンビニのはしりである「エスココ」を7月末で閉店させていますし、コンビニ新業態もそろそろ成否がわかってきて絞込みの段階になってきたということでしょうか。

女性向けのようにターゲットをいきなり消費者の半分にするような業態は、やはりコンビニには無理があるのではないでしょうか。
そういう意味で、エーピー・エンタは、ちょっと若者向けに偏りすぎているかなという印象でちょっと心配なのですが、どうでしょうか。

ファミリーマートのマイバッグ
(日経MJ2007/8/27の記事より)
ファミリーマートは9月25日から良品計画と共同開発したいわゆるマイバッグを250円で販売し、レジ袋削減につなげる計画のようです。

ファミリーマートのニュースリリース
良品計画のニュースリリース

このレジ袋は綿100%で1サイズだけのようです。良品計画のニュースリリースによると無印良品の店舗でも販売し、ハンコで名前等を入れることもできるようです。

弁当も入るとのことですが、ちゃんと水平に置けるのでしょうか。発売されたら買ってみて試してみたいと思います。
藤巻幸夫氏、IY事業部長退任
(日経MJ2007/8/27の記事より)
元伊勢丹のカリスマバイヤーとして名をはせ、福助を経てイトーヨーカドーの取締役衣料事業部長となっていた藤巻幸夫氏が、8月27日付けで同職を離れるとのこと。健康上の理由で、取締役としては残るということです。

藤巻氏は2005年にセブン&アイグループに入り、IYの衣料部門の建て直しに当たっていましたが、改革途上の退任ということで、裏にどういった事情があるのでしょうか。

今後はどういう仕事をされるのか気になります。日本上陸が決まっている海外アパレルチェーンからヘッドハンティングされたりしていないのかなと、ふと思ったりしました。

コンビニの食品リサイクル取組状況
(日経MJ2007/8/22の記事より)
6月に改正され年内にも施行される改正食品リサイクル法に対応するため、コンビニチェーンの取り組みが加速しているようです。

セブン-イレブン:
9月に提携しているアグリガイアシステムの飼料化工場(佐倉市)が本格稼動、東京23区の1000店舗の食品廃棄物を飼料化し、食品リサイクル率を14%から20%に引き上げる。

ローソン:
現在リサイクル業者6社と組み900店舗で実施しているリサイクルを拡大し、リサイクル率を18.2%から25%に引き上げる。

ファミリーマート:
伊藤忠商事と組んで食品廃棄物を液化飼料にする実験の検証中。秋までに本格的に取り組み、リサイクル率25%を目指す。

ミニストップ:
廃棄食品から生成した飼料で育てた豚や鶏の肉を弁当に使用することで自社内での循環作りを進める。


以上のような各チェーンの取り組みがあるようです。

現在、食品廃棄物の回収には自治体ごとの廃棄物回収の許可が必要ですが、法改正により自社内循環ができれば許可が不要になるとのことで、そうなると広いエリアでの回収物流の仕組みが低コストで実現できる可能性があります。

食品廃棄というとコンビニが悪者のように扱われがちですが、ホテルの宴会やブッフェレストランなどからでる廃棄物だって相当な量があるはずです(単純な比較はできないでしょうが…)。そういった業者のリサイクル率はどうなっているのでしょうか?





日本人の企画するアメカジ
(日経MJ2007/8/20の記事より)
最終面で「日本人が企画し、米国の工場で製造するカジュアルブランド」が特集記事となっています。

ネペンテスが1999年から手がける「エンジニアド・ガーメンツ」は国内60箇所の専門店に卸しているほか、アメリカ、ヨーロッパでも販売しているそうです。今秋からは伊勢丹本店でも扱うとのこと。

アメリカ常駐のディレクター鈴木大器氏が企画し、日本人がかつてあこがれたアメリカ製品のテイストを再現するためにあえて縫製や素材にあらっぽさを残して、ニューヨークの工場で作らせているそうです。

他に「ポスト・オーバーオールズ」、「デア・ザムラー・ソロ」というブランドが紹介されています。

SPAブームのせいでチェーン店のシェアが拡大し、アメリカでも日本でもカジュアル衣料に面白味がなくなってきている反動なのでしょうか。
渋カジブームから20年を経て、ブームの立役者でもあったネペンテスからこのような滋味のあるブランドが出ているというのが頼もしいですね。
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